映像制作

フリーランサー 出馬直樹による撮影編集請負業
ドローン

仕事道具

働くカメラたち
カメラマン

ニュース

  • 2024年 カネ幸株式会社 様 会社紹介動画 ビデオ制作
  • 2023年 名晶興産株式会社 様 会社紹介動画 ビデオ制作
  • 2022年 有限会社清樹産商 様 会社紹介動画 ビデオ制作
  • 2022年 大成建設株式会社 様 シールド工事到達杭 CG制作
  • 2021年 大成建設株式会社 様 瀬戸太陽光発電所建設工事 空撮動画制作
  • 2021年 大成建設株式会社 様 名古屋中央雨水調整池流入施設 CG制作
  • 2021年 株式会社マルゲン鐵工業 様 会社紹介動画 ビデオ制作
  • 2020年 空撮業務 無人航空機(ドローン)飛行許可承認
  • 2020年 株式会社東海特装車 様 会社紹介動画 ビデオ制作
  • 2019年 株式会社京和製作所 様 会社紹介動画 ビデオ制作
  • 2019年 四日市市 様 四日市市総合体育館 メイキング動画 ビデオ制作
  • 2019年 三共鋼業株式会社 様 「想いをつなぎ、未来を拓く。〜三共鋼業60年のあゆみ〜」 ビデオ制作
  • 2019年 事業拡大のため「登録電気工事業者」登録 愛知県知事登録第310003号
  • 2018年 名古屋市上下水道局 様「名古屋中央雨水幹線下水道築造工事」シールド工事 ビデオ制作
  • 2018年 フリーランスとして独立。映像制作業「逆転発想カンパニー」 開業
  • 1998年 名古屋にある映像関係の専門学校にて「3D-CG・コンピュータグラフィックス」の非常勤講師を兼任。
  • 1995年 出馬 直樹が名古屋の映像プロダクションへ入社。 20年以上、撮影・編集・CG制作等の業務に携わる。

 

エディター 編集マン

 「逆転発想カンパニー」は、出馬(イズマ)が個人事業主と成り、立ち上げた映像制作業の屋号です。

RedGreenBlueは、映像に欠かせない色の三原色。この3色が混ざると白になるという不思議さが、物事を別の視点から考え直すと、意外な『光』が見えてくる『逆転の発想』に通じるものがあり、横を向いている”発”は、その都度、新しい事を企て ”発” を ”起こす” 『発起』させる意味を持たせ、 逆を向いている”想”は、相手(クライアント)の持つ『想い』を受け取り、制作するをコンセプトとしています。そして”カンパニー”は、得意分野を活かし助け合える仕事の”仲間”という意味でCOMPANYと付けました。

 ※逆転発想カンパニーは会社法人ではありません。 法人契約が必要な場合は代理店様をご紹介致します。

 

 

 

 

 

趣味が仕事になっていた

 子供(中学生)の頃、趣味は何かと聞かれれば「オーディオ」と答えていた。とは言っても、当時(1980年代後半)のオーディオ製品には物品税という税金が掛けられていた贅沢品。そんな機器を中学生の私が簡単に買える訳もなく、おこづかいやお年玉を貯めて中古品を買いに行くくらい。その他では、粗大ごみの日。壊れたテレビや冷蔵庫、ソファーなど何でも無料で捨てられる時代だったので、その中からスピーカーやレコードプレーヤーなんかを拾ってきては直して使っていた。そして当時読んでいた私のバイブルが、小学館の「FMレコパル」

 

 

 

オーディオ雑誌

 レコパルはFM情報誌で番組表他に、オーディオ特集や用語の解説もイラスト付きでわかりやすく書いてあった。オーディオ機器はちょっとした工夫で音が変わるのが面白くて、記事を参考に10円玉をスペーサー代わりにしたり、ブロックの穴を塞いでバスタオルを巻きスピーカーの台にしたり、スピーカーケーブルを電気工事用の太いケーブルに替えてみたり、屋根にFMアンテナを立てて、さらにアンテナの方向をモーターで360度回転させられるローテーターを取り付けたりした。FMだと、たまに電離層の影響で遠くのFM局を受信する事ができたのだ。

 

夢はプロフェッショナル

編集してラベルを貼ったコンパクトカセット

  当時は第二次バンドブームで、テレビやラジオでもライブの模様を放送する番組が多くあったため、ライブ番組をエアチェック(FM放送を録音)する事にハマっていた。カセットやDATに収録して、カセットテープへダビング。CMやトークをカットし、曲のみをフェードイン・フェードアウトで繋いでお気に入りのカセットテープを作っていました。 そしてある時、世の中に『リミキサー』という存在があることを知った。マドンナのリミックスバージョンを手掛けていた若き天才リミキサー、ジェリービーンの事だが、曲を繋げる仕事、プロとしての道もあるのか!趣味を仕事にしたいと想ったのがこの時だった。 またこの時、レコパルの投稿コーナーにハガキを送るのもライフワークになっていました。

   

 

 

人生のターニングポイント

FMレコパル1987年3月7日号、1990年3月19日号

 
特殊撮影

 

FMレコパル1991年3月18日号、1991年9月2日号

 
 

 

 

 音にしか興味が無かった自分が画像処理に興味をもった最初のきっかけが、

『読者に学べ「裏技オーディオ」実践アイデア募集』に応募したコレ ↓

小学館公認?!

 このハガキが採用された時に驚いたのは、白いハガキに書いた絵だったのに、背景が黄色になっていた事。ウチにはパソコンもまだなく、ましてやPhotoShopなんて知らない時代だったので、なんでこんな事ができるんだ!自分もこんな事がやってみたい!と思ったのを覚えています。

FMレコパル1992年6月22日号
 

 

 

そして、プロの道へ

 高校の先生からは、こういう業界は縁故が多いからと言われ、とりあえず音響映像の専門学校で学んでから就職先を探すことにしました。専門学校時代は、プロ用の機材に触れるし、授業も実習も好きな事だらけだったのですが、音響に関しては、何が正解なのか?分からなくなっていました。オーディオで音楽を聴くときはセッティングで音が変わる。何に近づけたいかと言えば、リアルな臨場感。しかし録音現場では楽器を1台ずつバラバラに収録してミキサーのパンで左右に振り分ける。今まで求めていた音場は作られたモノだったのか?それにマイクで収録するにしても、モニタースピーカーから聞こえてくる音は生楽器とは違う。スピーカーのせい?マイクのせい?など、そんな中、映像の実習ではカメラで撮ったテープから編集でテープに繋いでいく。曲をカセットテープへダビングしていた原理の映像版じゃないか!しかも、タイムコードでピタリと繋いで行ける。繋ぐ前にプレビューもできるし、差し替えもできる。そして映像は目に見えて作品が出来上がっていくのが面白かったので、専攻を映像課程に切り替え、実習ではスイッチャーや特殊効果装置を使う編集を担当するようになっていた。 就職活動の面接時にも、高価な機材が並ぶ編集ルームを見学していた時に、社長から「触ってもいいですよ」と言われたので、しばらく3D特殊効果装置で遊んでから、モザイクをいれてやった!これは業務用機器販売店に展示してあるスイッチャーでよくやっていたイタズラで、なんてことない映像にモザイクをかけて遊んでいた。社長はこの時、すぐに実践で使えると確信したそうだ。就職が決まると、その編集ルームのベーカムABロール編集を任されることになった。またこの頃、映画「ジュラシックパーク」のメイキングがテレビでやっていて、子供たちが乗った車が恐竜に襲われるシーンのあの車が実はCGだったという衝撃は、のちの3D-CGに手を出す起爆剤になっていった。

音から映像へ
 

 

 

CGを作ってみたい想い

 就職した頃の文字スーパーは、写植をテロップ台にセットしてカメラで写し、ビデオトロンの文字スーパー装置でエッジをつけたりグラデーションをつけていたアナログ時代。スーパーを作るソニーのSMC-3000Gもあったが、すでに年季の入った老兵であったためタイトラーとしては引退していた。でもグラフや簡単なプログラムでアニメーションを作る事ができたため、2DのCG制作用に使っていた。そんな中、あの時みた「ジュラシックパーク」のような3D-CGを作りたいと思い、自分用にパソコンを買ってCGを勉強しよう!という事にした。

 

Macintoshとの出会い

 幸い就職した会社は当時、アップルコンピュータの代理店でもあったため、営業の人に予算40万くらいで3D-CGができるパソコンが欲しいと依頼して購入することにした。そしてやってきたのが、PowerMacintosh 8100/100AV メモリは多い方が良いからと会社に余っていたメモリを貰って取り付け方やメンテの方法も教えてもらった。当時のMacにはクラリスワークスというドロー系のソフトが初めから入っており、制作の仕事でもシナリオを作成するときに使っていたので基本的な使い方はわかっていた。そして3D-CGソフトはStrataVision3d 廉価版ながらレイトレーシングやテクスチャ―マッピング、アニメーション機能を搭載しており、GUIも非常にわかりやすく、リアルなCGを直感的に作成することができる入門者にはオススメのソフトだった。(のちに専門学校の講師として呼ばれた時に、このソフトのアカデミック版を学校で数十台分用意してもらって授業で使っていた)

 
 

 

 

突然来たCGの仕事

 就職したばかりの頃、CGはまだ外注へ発注していた。しかし外注ではワンクッション挟む分、レスポンスが悪い。そんな中、私が遊びで3D-CGを作っていたのを知っていたディレクターから 「このイラストをCGで動かせるか?」と言われた。その絵が『永久機関』 水車の力で水を汲み上げ、その水で水車を回すという実際には存在しない永久運動。この当時、自動車部品を作っている企業の会社案内ビデオを作っていて、そのプロローグのイメージとして使いたいとの事だった。StrataVision3dは水の動きは出来ないが、そこは編集で水のCG素材と合成すれば何とかなるのではないかと言う事で制作に入った。当時のパソコンなんて本当に非力だ。あの時は年々、倍々でスペックが上がっていく過渡期でCGに必要なレンダリング作業も3日くらい動きっぱなし。完成した動画もコマ落ちせずにパソコン上で再生するなど無理で、1コマずつベーカムテープにコマ落とししていくしかないから、ものすごい時間と労力がかかった。それでもグリグリ動く3D-CG映像が作れるのは大きなメリットだった。

最初に作った3D-CGアニメーション
 

 

 

動くエンジン

 しかし!永久機関のCGは出来たのだが、クライアントからエンジンのCGを入れたいという要望があり、この永久機関は世に出ることはなかった… が!ぼーっとしている暇はない!すぐにエンジンを作らなくてはいけない!納期がある! 資料を集め、4サイクル4気筒エンジンのCG制作に入ることになった。構造や動作はわかったが、金属質を出そうすとレンダリングがとても遅くなった。遅いだけなら待つだけだが、パソコンが働かせすぎで落ちるのだ。欲しいイメージは動き重視だったため、質感は多少妥協することにしたが、それでも完成までに10日くらいかかった。

エンジンCG